2010/10/30

おやっとさあ

「おやっとさあ」は、薩摩弁で「お疲れ様」という意味だそうです。

先の日曜日、鹿児島に日帰り出張してきました。

鹿児島は鹿児島でも、空港からバスで2時間近くかかる鹿屋です。
日帰りはキツイよ。

鹿屋には鹿屋体育大学という学校があり、ここには、登山の専門家である運動生理学者さんがいるのです。
彼もそうそう、大学山岳部出身の方ですね。

その山本先生にインタビュー。

鹿屋は日帰りしちゃあいけません。
こんな遠くまで来たら、必ずや、低圧低酸素室に宿泊し(大学のトレーニングセンターにあるのです。これを使い、山本先生は高所登山での低圧低酸素が身体や運動能力にどのような影響を与えるか調べています。私もヒマラヤに行く前に、トレーニングのために入れてもらったりしました)、そしてクライミングし、南限のブナの森を歩き、数多くある温泉に入らなければなりません。

日帰りなんて、絶対にバチがあたる。

インタビュー後、また2時間近くかけて空港に戻り……お目当ての足湯「おやっとさあ」へ。
源泉かけ流しの足湯が、空港の入り口にでーんとあるのです。
写真に写っている山のようなものは、これ、桜島を表しているのだと。だから、足湯は錦江湾ね。

鹿屋で買った温泉水を飲みながら足湯に使ったら、どーっと疲れが出てきました。
向かいのお姉ちゃんは、ビールをラッパ飲みしていた。
あっちの方がよかったな。
                                                                                                                                SumikoK

2010/10/29

「いいけど、うまく撮ってよ。」

「馬蹄形一周」(ばていけいいっしゅう)って言葉、知ってますか?

群馬の谷川岳山域で、馬蹄の形にぐるっと一周する、登山コースのことです。

例えば土合駅をスタートし、白毛門、笠ケ岳、朝日岳、清水峠、蓬峠、武能岳、茂倉岳、一の倉岳、トマの耳、そして天神尾根を下って下山したら馬蹄形の完成です。

私にとってはこのコース、一日で歩ききってこその「馬蹄形一周」、健脚コースです。
学生の頃一度歩きましたが、天神平からはロープウェーで下りました。


客先のSさんは最近、変に登山に凝っています。

登山経験なし、これといった運動もしていず、いきなり山に登ります。
45歳くらいでしょうか。

子供が遊んでくれなくなったのをきっかけに何かやろうと思ったそうですが、そのやり方は普通じゃありません。

私が谷川馬蹄形一周コースの話をすると、心の中でスイッチが入ったようです。
成功するかどうか分からないので黙っていたようですが、私に内緒で行って来ました。
しかも、最後のロープウェーにも乗らなかったようです。

逆に私が「ロープウェーに乗った」と話すと、
「何で乗れたの?」
と言う答えが返ってきました。

それもそのはず。Sさん、天神平に着いた時は既に夜の11時頃だったようです。
それから下山路を迷いながら下山。懐中電灯は一応、持っていたようです。

とにかくゆっくり、マイペースで歩くんだそうです。
途中でひざが痛くなるそうです。
暗くなると、周りに歩いている人がいなくなるそうです。

私が八ヶ岳の話をした時は、やはり夜中、下山を始めて間もなく懐中電灯の電池が切れたそうです。
下山ルートも間違えたようで、下山してから自分の車を探すのに、2時間かかったそうです。

危ないし、やらない方がいい行動ですけど、なんか"いい"ですよね。

あまりルールにとらわれず、気負わず楽しみたいものです。

写真は、Sさんも歩いた八ヶ岳のちょっと近く、女神湖で出会ったワンちゃん。

らいらい軒

2010/10/27

「あつい。」

学生のN君が入部希望してくれたとのこと。よかったですね。
そこで早速投稿しました。
近いうちに会えることを楽しみにしています。

さて、昨夜は妙に寒かったですね。
あれほど暑かった夏が懐かしくなりました。

写真はそんな夏のワンシーン。
前投稿に続き、群馬の赤城山の、鍋割山を登山中。

暑いとこうなります。

この時は、「秋なしですぐ冬になってもいいから、早く夏が終わって欲しい。」と思ったものでした。

らいらい軒

2010/10/26

天声人語

24日(日)の朝日新聞のコラム「天声人語」から。

小説「氷壁」の話から登山家の話になり「知名度と実力がイコールでないことはままある」ということの例に田辺治さんと名塚秀二さんの例を引いていました。
お二人とも亡くなられていますが、謙虚な人柄や淡々とひたむきな姿が印象的だったとあります。

当日の夜8時~のテレビ東京の番組を意識して書かれたと見るのは考えすぎでしょうか。




写真は春真っ盛りの穂高岳です。

                                           やまあつ

2010/10/25

峠登り

OBやまあつの初投稿です。

昨日の日曜日はバイクでつくばの峠を登ってきました。空気がひんやりしていて夏に比べるとはるかに登りやすかったです。もちろんランニングの効果?もあって、楽しく登ることができました。
登っていると何人かのトレイルランナーに会いました。のんびり登っている人もいれば、バイクに負けないような勢いで登る人もいました。
山はいろんな楽しみ方がありますが、秋はどんな方法でも山を楽しめる良いシーズンですね。



「自分で歩けるんだけどなぁ。」

OB、らいらい軒の参加です。(^^♪

群馬の赤城山(あかぎやま)は知ってますか?
ドライブにも、簡単登山や散歩にも、もってこいのところです。
もちろん他にも楽しみ方はそれぞれで、ボート遊びやスキー、ワカサギ釣りなど、季節を通して遊べます。
上部には「大沼」、「小沼」、そして「覚満淵」(かくまんぶち)という湿原があり、木道のあるこの湿原は「小尾瀬」とも呼ばれます。きれいですよ!

写真はうちの次女と8カ月になる愛犬。
大沼で愛犬の水泳訓練とボート漕ぎをした後、覚満淵の木道を歩いているところですが、覚満淵全体の風景が写し撮れていません。(-_-;)

ご興味のある方はネットで検索などしてみて下さい!

らいらい軒

2010/10/23

緑濃き、葉山の里山

山仲間たちと一緒に、「MJリンク」という女性の登山サークルをやっています。
11月の企画の下見ってことで、先日、一緒にサポーター(スタッフ)をやっているジッキーとまさみんと3人で、葉山の里山に行ってきました。

そうです、まさみんも「大学山岳部」仲間です。
しかも同い年。私が浪人しているうえに、彼女は早生まれなんで学年は2ツ違うんですが。
大学時代に会っていてもおかしくなかっただろうし、巡り合えていたら、もっともっと楽しかっただろうにって思うのだけれど。
残念ながら彼女と出会ったのは、確か25.6歳の頃。仕事上での出会いでした。

それでも、以来時々一緒に山に登ったり、35歳の秋には、チベットにあるチョ・オユーという山の頂きに一緒に立ったりしています。
こういう仲間ができて、縁が続くのは、大学山岳部の魅力のひとつじゃないかな。
ある時、確か北アルプスの帰りだったか、まさみんと新島々で乗換の電車を待っている時、桜吹雪が舞っていたんですね。
それを見て、「歳とって、ばーさんになったときに、こんな風景を思い出せるね、大学山岳部っていう共通項だけで、同じような気持ちを共有できるのは幸せなコトだね」って話したんです。

下山後の桜吹雪。これは春山で何度も味わっていることで、この季節になれば、春山の色んなことを思い出す……そんな「記憶の玉手箱」の仕掛けってヤツです。

ジッキーと出会ったのは、何年前だか忘れちゃいましたが、かなるが紹介してくれました。彼の会社に、「とっても山が好きな女の子がいるんだ」と。「女の子」は失礼だけれど、なかなか本当に根っからの山好きって、実は少なかったりするから、ジッキーとの出会いも貴重だった。

さてさて、葉山の里山ですが、ここは、ジッキーが生まれ育った土地のすぐ近く。
とっても豊かな魅力ある森と山と川でした。

深くて緑が濃い山の中を歩き、森戸川の源流を歩き、最後には森戸海岸に出るっていう素敵なコース。

こんなに身近に、こんなに深い自然があったなんて、秘密基地を教えてくれたジッキーに感謝。

なお、今回彼女が、MJリンクのために考え出したこのコース、登ったり下りたり、沢を歩いたり、きっちり5時間以上は歩く、充実内容です!
                                              SumikoK

2010/10/20

スラックライン

買っちゃいました。スラックライン。
綱渡りといえば、それまでですが、これは面白いです。

ずっと前に、アメリカのクライマー、ディーン・ポッターがヨセミテのロストアローでやって、それはそれは衝撃的でしたが、僕はもちろん、そんなことはできません。
(いまじゃ、世界中のクライマーがこぞってやっています)

近所の公園でやってみました。
2度目です。
6歩位は歩けます。

Sumikoも一緒にやりましたが、3歩しか歩けないようです。

スキーと同じで、足首や膝関節を柔らかく使い、上手に反応させる必要があります。

僕は、クライミングもテレマークスキーもサーフィンも大好きなので、スラックラインで要求されるようなバランス感覚は必要だと思っています。
それと、むかしから足首のケガが多く、足首がガクガクなんですが、このリハビリにも役立ちそうです。
スラックラインの上は下手すると、「震度6」の大地震状態になりますが、その揺れを足首で吸収しなければならないので、足首周りの細かい筋肉もよく使います。

ぜひ今度、キャンプの夜にやりましょう。
酒を飲んでいる場合では、ありません。
                                       かなる

お泊りアヤちゃん

2週間程前のことですが、山岳部の学年でいうと2期若いアヤちゃんが、広島からお泊りに来てくれました。

「江戸時代の歴史」をテーマに東京を歩くのだとやってきたアヤちゃん。
我が家に3泊していきました。

その間、一緒に蕎麦屋で酒を呑んだり、毎晩、我が家で語り合ったり、最後の晩はウチで手作り夕飯を食べてもらいました。

ありがとう、アヤちゃん。

今では年に1~2回しか会うことがないけれど、いつも別れるときは、「じゃあ、またねー」と気軽な感じ。
その理由は、遠く離れて暮らしていても、いつでも何かあればすぐに互いに会いに行ったり、会いに来たりしてくれるって思っているからかな。

在学時代に一緒に登った機会はそれほど多いわけじゃないけれど、やっぱり彼女との登山で一番覚えているのは、二人で、文部省(当時)の残雪の講習会に出たときのこと。
アヤちゃん、でっかい劔岳を目の前にして、劔沢のテントの前で体育座りして、じっと眺めていました!

                                                        Sumiko

2010/10/16

ブログ開設

OBのGさんが、パリから日本へ出張中。
昨日は、有楽町の飲み屋で合流しました。

マーケティングの専門家であるGさんのアドバイスを受け、さらに何人かのOBと話して、ブログを開設することにしました。

正直に言いましょう。
現在、獨協大学山岳部は、部員ゼロです。
ゼロだっていいじゃないですか、そこのあなた。

あなたが今すぐ入部すれば、自分で部を創り上げていく面白さがあります。
創り上げるといっても、ゼロからの出発ではありません。

獨協大学山岳部は、大学創設以来今日まで、46年の歴史があります。
OB、OGも大勢います。
私たちが、学生のみなさんをサポートします。

部員が入り、学生たちの手で部活動が再開されるまでは、このブログはOB、OGたちが管理し、私達の日頃の様子(登山とか、自然の中での色んなスポーツや近況など)を載せていきます。

獨協大学山岳部に興味を持った方、ぜひ連絡ください。
一緒に山に登りましょう。